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コーラ小林の「日本を、飲む。」 季節外れの桜

コーラ小林

サクラケムシを知っているだろうか?正式名称「モンクロシャチホコ」。

桜の葉っぱのみを選択的に摂食することから、その虫のフンは桜の香りがする。
昆虫食会ではサクラケムシのフンをお茶にして桜の香りを楽しむ、というのが定番になりつつあるそうで、今から3年前の2019年に昆虫食の第一人者ANTCICADAの篠原さんに教えていただいた。

ずっとサクラケムシのコーラを作りたいと思っていたが、サクラケムシにはシーズンがある。というのも彼らは8−9月に出現し、秋口には蛹になってしまうため、この期間しかフンの採集ができない。そのため、なかなか作成することができないでいた。

そして、足掛け3年、やっと、今年サクラケムシコーラを作ることができた。
きっかけはANTCICADAから独立し、「亀は亀」という食材探検家のグループを立ち上げた豊永さんだ。

自分も実は「亀は亀」に所属しているのだが、豊永さんに相談したところ、早速取りに行きましょう、ということでトントン拍子で話が決まった。

当日は豊永さん、日本のカエル48偏愛図鑑の著者迫野さんと一緒に、都内某所に集合した。

いつもの桜の木を探すものの、思うようにフンが集まらない。
シーズンがずれてしまったかなと思う。

まばらなフン

移動をして、別の桜の木を見にいくと、
そこにはすごい光景が広がっていた。

一本の桜の木の下におびただしい数のフンが。木はサクラケムシに食べられて丸裸になっている。
しかも木の下にはちょうどいいところに鉄板が敷かれていて、「さあどうぞこちらからお取りください」とセッティングされているようだ。

丸裸になった桜の木と集まったサクラケムシのフン
コーラ小林と迫野さん
サクラケムシの本体

聞くところによると何らかの改修工事があったようで、鉄板を放置していたらしい。さらに、ちょうどその日に工事が終わったらしく、桜の木の下は前日までパネルのガードに覆われていたとのこと。なんとラッキーなことだろう。

その後は豊永さん、迫野さんと遅めのランチを食べてから伊良コーラ総本店への帰路についた。

ここからが本番である。

元々の想定ではサクラケムシのフンのお茶を抽出してから、通常シロップとお茶を混ぜ、炭酸化させ、缶にすることを想定していた。

というのもお茶の香りは繊細で、抽出後に再加熱すると香りが飛んでしまうと思っていたからだ。
だが、実際には想像以上に濃く、香りが強い形で抽出ができた。そのため、シロップを希釈する溶媒としての利用ではなく、シロップの製造過程で原料として用いて、シロップを販売することを決めた。

抽出したお茶

※なお、缶バージョンの作成はTVでも特集いただいた。日本テレビ、10月15日(土曜)の21:54から放送されるので、是非見ていただきたい。
https://www.ntv.co.jp/creators-space/

出来上がったのが、サクラケムシコーラこと、
「季節外れの桜」だ。

出来上がった商品

コーラの香りの奥に桜を感じていただけるだろう。
サクラケムシは桜の葉っぱだけを選択的に摂取し、香りの抽出物として排出する。あらためて自然に対する畏敬の念を抱いた取り組みだった。

なお、いつもにも増して今回は超限定数量での製造となっている。毎度のことながら恐縮です。

オンラインストアはこちら。
※現在、すでにSold Outとなっております。

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P.S.最後に一緒に採取いただいた亀は亀の豊永さん、迫野さん有り難うございました。
亀は亀のURLはこちら。現在は定員いっぱいだが、追加募集をかけるかも、とのこと。

迫野さんのアカウントはこちら。
https://twitter.com/hynobius36

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